銀座を代表する老舗百貨店「松屋銀座」の魅力とは
松屋銀座(Matsuya Ginza)は、東京都中央区の銀座エリアに位置する、日本を代表する百貨店のひとつです。松屋は創業以来、多くの日本の伝統と文化を提案し、国内外のお客様に質の高い商品とサービスを提供しています。
今回は松屋銀座の魅力を歴史と併せてご紹介いたします。
銀座にはさまざまな有名百貨店がありますが、そんな銀座の中でも老舗といわれるのが「松屋銀座」です。銀座に唯一本店を構える百貨店『松屋』の歴史は1869年に遡り、地域に根ざした長い歴史があることが特徴です。
1869年に呉服店として創業して以来、150年以上の歴史を刻む松屋。1925年には銀座に店を構え、100年以上もの間銀座という街と共に歩み続けてきた松屋銀座は常に最先端のファッションと日本の伝統文化発信地となってきました。今では馴染み深いバーゲンセールも日本で初めて採用したといわれ、常に多くのお客様で賑わいを魅せる松屋銀座は人気、売り上げともに銀座三越とトップを争っています。
松屋銀座の外観は、独特なガラス張りのファサードで、近代的で洗練されたデザインが特徴です。
2006年9月には外壁をライトアップするLEDを設置し、日没から夜まで銀座の街を照らし出すシンボルとなっています。そして、百貨店には珍しい屋上の「龍光不動尊」は、ファッション関係の祈願として1929年から銀座の町を見守り続けています。また、銀座店増築の際、お客様の安全をお守りするという意味で、1階フロアの天井4隅で屋上の「龍光不動尊」の直下に当たる部分の天井に「四天王の梵字(ぼんじ)」を奉ったそうです。表のショーウィンドウは季節やイベント、その時々のトレンドに合わせて常に変化し続けてきました。今でも、“お客様を大切に”という変わらないコンセプトのもと、新しいものを積極的に取り入れる姿勢は変わらず、まさに“変化し続ける老舗”だといえます。
松屋銀座では、日本の美術や工芸品などの文化イベントや展示会も頻繁に開催されており、日本の伝統文化や新しいトレンドを発信しています。世界的有名アーティストの展示会が行われる際には入場制限が行われることも有るほど賑わいます。
店舗内部には、ファッション、美容、食品、雑貨、インテリアなど、多様な商品が取り揃えられております。国内外の一流ブランドも多く出店していてその中でもかなりの存在感を醸し出しているのがルイヴィトンです。ルイヴィトン松屋銀座店は、地下1階から4階までの4階建てで、約1500平方メートルの広さがあり、国内有数の大規模店舗です。松屋銀座店は、日本で最初にルイヴィトンと提携した百貨店であることから、歴史的な価値もある店舗として知られています。店内ではルイヴィトンのアイコン的な商品や新作、限定商品を豊富に取り揃えています。その他にもプラダ、ディオール、フェンディ、セリーヌなど世界的一流ブランドがいくつもあります。
他にもメイン1階には化粧品、宝飾店などがずらりと並んでいて特に女性のお客様で賑わっています。
そんな中でも注目なのがジュエリー。1階のメインフロアだけでもスワロフスキーやスタージュエリー、ポンテヴェッキなど国内外で人気の10以上のブランドが集結していてグレイスオマリーもこの1階ジュエリーコーナーに店舗があります。一角に多数のブランドが集結していて、非常に見ごたえもありクリスマスやバレンタインなどの時期にはジュエリーを求めて多くのお客様がいらっしゃいます。
また地下1階には新鮮な魚や肉、野菜、果物、日本の伝統的なお菓子やトレンドのスイーツ、惣菜など、有名店のグルメが集結していて常に注目されているフロアでもあります。松屋銀座は『手土産の松屋』と呼ばれるほど、伝統的な老舗から今流行りのスイーツまで揃っているので、手土産が欲しい方にはとってもおすすめです。デパ地下は、地元の人々はもちろん、観光客にも大変人気があり、日本の食文化を楽しむことができます。
デパ地下の他にも館内には「松屋銀座レストランシティGINZA」があります。ここでは和食、洋食、中華、イタリアンなどのレストランやカフェなどもあり、ショッピングの合間にくつろげる空間を提供しています。
松屋は既成服の販売やバーゲンセールを実施した日本で初めてのお店だといわれていて、今も恒例行事として年末年始やお盆の時期にはセールが開催されます。セール期間は通常の販売価格よりも安く購入できるということもあり、松屋銀座のセールはお客様からも非常に注目度が高くこの期間は特に店内が混雑します。
いかがでしたでしょうか。
松屋銀座は、銀座駅や東銀座駅から徒歩数分の距離にあります。東京メトロ銀座駅の連絡口とも直結しているため、迷うことなく行けるうえに、雨の日でも濡れてしまう心配がなくアクセスが非常に便利です。
東京観光の際には、ぜひ松屋銀座を訪れて、日本の文化や最新のトレンドを体感してみてください。