ジュエリーの聖地「御徒町」を歩く

東京でジュエリーの街といえば、銀座を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。でも、ジュエリーや宝石が好きなら、ぜひ知っておきたい場所がもうひとつあります。

それが御徒町(おかちまち)です。

上野と秋葉原の間に位置する御徒町。駅周辺を歩いてみると、ジュエリーショップをはじめ、宝石の卸売店、加工や修理を行う専門店など、ジュエリーに関わるお店が数多く並んでいます。

ダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルド、真珠、ゴールド、プラチナ……。さまざまな宝石や貴金属が集まることから、御徒町は「ジュエリーの聖地」とも呼ばれています。

宝石のプロが集まる街

御徒町の特徴は、一般のお客様向けのジュエリーショップだけではなく、宝石の卸売や加工などを行うプロ向けのお店も多いこと。

完成したリングやネックレスはもちろん、まだジュエリーに仕立てられていない「ルース(裸石)」を扱うお店もあります。

ショーケースに並ぶ色とりどりの宝石を見ていると、「この石をリングにしたら素敵かも」「ネックレスならどんなデザインが似合うだろう」と、想像するだけでも楽しくなります。

既製品のジュエリーを選ぶだけではなく、宝石そのものを見る楽しさに出会えるのが御徒町です。

「安い」だけではない御徒町の魅力

御徒町について調べると、「ジュエリーがお得」「ダイヤモンドが安い」といった言葉を目にすることがあります。

もちろん、卸売店や専門店が集まる街だからこその商品や価格に出会えることもあるでしょう。

ただ、御徒町の魅力は価格だけではありません。

宝石を選ぶ人がいて、それを加工する職人がいて、デザインを考える人がいて、ようやくひとつのジュエリーが完成する。

普段、私たちが何気なく見ているリングやネックレスの背景には、多くの人の知識や技術があります。

御徒町を歩いていると、そんな「ひとつのジュエリーができるまでの世界」を少し身近に感じることができます。

銀座とは違う、もうひとつの楽しみ方

銀座と御徒町は、どちらもジュエリー好きには魅力的な街ですが、その雰囲気は少し違います。

国内外のブランドや百貨店が集まる銀座では、洗練された空間の中で完成されたジュエリーを楽しむことができます。

一方、御徒町では宝石そのものや素材、加工など、ジュエリーのより深い部分に触れることができます。

銀座が「ジュエリーを楽しむ街」なら、御徒町は「ジュエリーを知る街」。

そんな違いを意識しながら両方の街を歩いてみるのも、ジュエリー好きならではの楽しみ方かもしれません。

宝石を知れば、ジュエリーはもっと楽しい

ジュエリーを選ぶとき、最初は「デザインが好き」「きれいに輝いている」という理由だけでも十分です。

そこから宝石の種類や特徴、カット、素材、職人の技術などを少しずつ知っていくと、同じジュエリーを見ても感じ方が変わってきます。

「このダイヤモンドはどんな特徴があるのだろう」

「この宝石なら、どんな地金が似合うだろう」

そんなふうに考えながらジュエリーを見る時間も、宝石を楽しむ醍醐味のひとつです。

たくさんの宝石と、ジュエリーに携わるプロが集まる御徒町。

ジュエリーが好きな方はもちろん、「最近、少し宝石に興味が出てきた」という方にもおすすめしたい街です。

東京を訪れた際には、ジュエリーの聖地・御徒町をゆっくり歩いてみてはいかがでしょうか。